求人情報の応募条件としてよく見かける『基本的なOAスキル』という言葉ですが、実際何のスキルが必要なのか疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

OAスキルのOAとは『Office Automation』の略であり、OAスキルは業務を自動化・情報化するスキルという意味です。また、一般的にOAスキルの中には、Microsoft OfficeシリーズであるWord、Excel、Powerpoint、Accessの操作技術が含まれます。昨今、幅広い職種でPC操作が必須条件となっているため効率的な仕事を行うために重要なビジネススキルといえます。

ここからは各OAソフトの詳細を見ていきましょう。
・Word
写真やイラスト、図を組み合わせた地図などを挿入したり、グラフ機能を使うことで見やすく、見栄えの良い文書を作成することができます。

・Excel
主に表計算やグラフの作成、簡易データベースなど、データ分析に適したソフトです。関数やマクロ機能と組み合わせることにより、複雑なデータを管理・処理できます。

・Powerpoint
プレゼンテーションや提案資料に適したソフトです。スライドを作成し、プロジェクタやスクリーンを利用してインパクトのある試聴効果を与え、説得力のある資料を作ることができます。

・Access
データベースの知識が少なくても、情報の追跡とレポート作成を容易に行うことができるソフトです。しかしながら、複雑で高度な実用的システムを構築することもできるので、初心者から経験者まで幅広く使用できるツールです。

OAスキルをスキルアップするには?
OAスキルは職種によって重視されるポイントが異なります。例えば一般事務の場合、Wordでの文書作成スキルやExcelでの簡単な表作成スキル、SUM関数を扱うスキルなどが求められます。経理はExcelをメインで使用することが多く、経費精算や管理などのスキルが重要になるでしょう。人事では、簡単なWordやExcel操作に加え、PowerPointで会社説明会や研修用の資料を作成することもあります。まずは自身の希望する職種で、どのようなOAスキルが求められるのかを事前に知っておくと良いでしょう。

パソコンスキルやOAスキルは専門スクールや書籍を利用することで、ある程度身につけることができます。効率よく習得するためのコツは、自身のスキルレベルに応じて、基本から順番に勉強することです。無理に応用から学ぶと、理解できずに途中で挫折してしまう可能性もあります。独学で難しい場合にはパソコンスクールに通うのもおすすめです。カリキュラムによって基礎からしっかりと学べる上、応用まで身につけることができます。ある程度スキルがある人には、既に勉強した部分が重複する可能性はありますが、未経験者にとっては効率的と言えるでしょう。

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