論理的な思考力(ロジカルシンキング)は社会人にとって重要なスキルです。ロジカルシンキングを身につけたい人に向けてトレーニング方法を解説します。

ロジカルシンキングとは、物事を論理的に捉え、矛盾なく考える思考法です。ロジカルシンキングを身につけることで、様々な課題解決に役立てることが可能です。説得力のある説明ができるようになるため、資料作成やプレゼンテーションの基礎的な力にもなるでしょう。

まずはロジカルシンキングの基本となる3つの考え方を解説します。

・MECE(ミーシー)
全ての情報を網羅することを意味し、全体を見渡した上で情報を分類し、正確な根拠を見つけながら思考することに役立てます。

・ファクトベース
実際に発生した事実だけを元にして考えることで、単なる憶測と事実を明確に分け、信憑性の高い結論を導き出します。

・ゼロベース
先入観を持たずに考えることです。先入観があると、事実とは異なる方向へ議論が進む可能性があるからです。自分自身の思考に偏りがある可能性があるため、他人からのフィードバックをもらいながら進めると良いでしょう。

ここからは具体的にロジカルシンキングのトレーニング方法をご紹介していきます。

まずロジカルシンキングを身につけるには、インプット、アウトプットの練習が必要になります。インプットとは情報を吸収することで、アウトプットとは得た情報を目的に応じて外に出すことです。ここでポイントとなるのが情報を整理することで、インプットした情報を種類ごとに取捨選択し整理することで、整理した情報を順序立てて並べていき、意味のある情報として発言します。
次に目的と情報を元に仮説を立て、簡潔に分かりやすい言葉を使って話しましょう。また、違う立場に立って物事や意見を客観視することもおすすめです。考えたことを文字に起こしてみることや、第三者に話を聞いてもらうと客観的な判断がしやすくなるでしょう。
その他に、ロジカルシンキングに関しての研修に参加することやディベートに参加する、本やネットで学習することも効果的と言えるでしょう。

またロジカルシンキングが活かせる職種はプログラマーなどが代表です。プログラムの構築には論理的思考力不可欠です。こちらの未経験からプログラマーになるためのポイントの記事も参考にしつつ。スキルを活かしたい方はプログラマーなどもキャリアの視野に入れるのはどうでしょうか。

ロジカルシンキングを学ぶことにより、ビジネスにおける問題解決もしやすくなります。ロジカルシンキングのトレーニングは様々なポイントを意識しながら実践することが大切です。

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